ダクトの設計方法について
ダクトの設計は、ダクトの計画から始めます。以下に計画の詳細と手順を記載しました。
ダクトの計画
ダクトの計画は一般的に、室内の温湿度・気流分布にむらがなく、一様となるように吸出し口、吸込み口を配置することから始めます。
そして空調機または送風機とこれら吸出し口、吸込み口をなるべく最短距離となるように計画を行います。
ダクトを計画する上での要点を以下に説明します。
- 1. 各吸出し口、吸込み口までのダクトの抵抗損失は、なるべく同じとなるようにゾーニングとダクトルートを検討し、ダクトサイズを決定します。
- 2. 空調機または送風機や吸出し口、吸込み口は無理なダクト接続をしないこと。ダクトの曲り(エルボ)やダクトサイズの拡大・縮小を多用すると、偏流や、抵抗損失が増大し、送風動力も増加しエネルギーの無駄が発生します。
- 3. ダクトから室内へ伝播する騒音を、許容値以下に抑えること。ダクト板の振動は、ダクト板厚の増加や、金具による補強で防止し、送風機・ダンパで発生するダクト内伝播騒音は、消音器を設置して防止します。
- 4. ダクトスペースは、施工段階だけでなく、竣工後の保守管理時にも無理が生じないように計画します。
特に、ダンパなどの点検・操作に支障がないようにスペースを確保し、天井内に設置するダクトについては、極端な偏平ダクトとならないよう、はり下と天井の間のスペースを確保します。場合によってははり貫通なども検討します。
ダクト設計の手順
ケース毎に異なりますが、ダクト設計の手順を細かく分けると以下の通りです。
- 1. 熱負荷計算または換気回数により各部屋、区画ごとの送風量を算出。
- 2. エアバランスを考慮し送風量を決定。
- 3. 気流分析を考慮し、吸出し口、吸込み口、がらりなどの個数、位置、形式を決定。
- 4. 吸出し口、吸込み口、1個当りの風量を決定。
- 5. 送風機の位置を決定。
- 6. ゾーニングを考慮しダクトルートを決定。
- 7. ダンパ類など付属器具の位置を決定。
- 8. 各吹出し口、吸込み口から送風機までの各ダクト通過風量の累計。
- 9. 納まり、アスペクト比を考慮し、ダクトサイズを決定。
- 10. ダクト系全抵抗の算出。
- 11. 送風機の使用の決定。
- 12. 必要に応じて騒音計算を実施。
- 13. ダクトの仕様の決定(材質・板厚など)
以上がダクトの設計方法です。ケース毎で省略される手順などもありますが設計についての大まかな流れを掴んでいただけたと思います。
次は、ダクトの材料と付属品をご覧ください。
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2009年09月08日更新




